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Orz日記 by Akio Morita

ToDo:

  • 15 SAD Fit[]回りの障害事例の解析
  • 10 smart pointer版PEGクラスの再実装(Left Recursionまわり)
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2021-05-20

_ [SAD]sequence container utility

list containerにする前の編集可能なsequence container utilityの設計案をまとめておく

内部構成

  • slad_t *ad
  • rval_t *av
  • unsigned int n - current sequence length
  • unsigned int nmax - maximum allocated length

長さに関しては、list containerが 2^31-1で制限されているので、 size_tでは無くintで充分(念のためにunsignedで定義すべき)

基本

  • seq_alloc - 割付
  • seq_free - 開放(adの参照先は、dereferenceしない)
  • seq_resize - リサイズ
    • 編集作業用utilityなので、メモリ不足時にリカバリー出来るとは思えないので、真偽値を返すよりも abortしてしまう方が簡単か?(あるいは、seq構造体にエラーフラグを持たせておいて、最後に検出する)
    • 可変長バッファの再利用性を高めるために、適当な2^Nで丸める
  • seq_load_list - list containerからロードする (stackへの展開動作の置き換え、Join実装)
  • seq_expand_list - list containerから展開する (Null[...]を再帰展開する)
  • seq_insert - sequenceへ挿入
  • seq_ordered_insert - 整列sequenceへ挿入

更新系の動作に関しては、

  • 破壊的更新 (resize動作を含む)
  • 新しいsequenceの生成 (alloc動作を含む)
  • list containerの生成

のバリエーションが考えられる

編集結果をlist containerやsequenceで返す場合、生成型の動作がメモリ割り当て効率的に望ましいが、命名規則を考える必要がある


2022-05-20

_ [雑記]QSW-M1208-8C購入

家内LANのコアスイッチ換装用に発注していたQNAP QSW-M1208-8Cが本日、着荷した

現行のコアスイッチは、Netgear S3300-28Xで 1000BASE-Tx24 + 10GBASE-Tx2 + SFP+x2なL3マネージドスイッチで、10GBASE-TなSFP+モジュールを2個導入して、常設で9ポート埋まった状態で運用されている。(サテライトに、1000BASE-T 8portスイッチ有り)

購入したQSW-M1208C-8Cは、SFP+x4 + 10GBASET-T(SFP+コンボ)x8な L2マネージドスイッチ

現行機 S3300-28X導入時は、サーバーとメインデスクトップに10GBASE-T導入を 想定しており、NAS側のインターフェースは1000BASE-T 2/4ポート構成だったので、トランキングで帯域を確保することを前提に機種選定を実施した。 予算を加味した候補Netgear S3300(10G 4ポート)と 10G 8ポートスイッチ(12/16ポートスイッチは些か高すぎたので候補外)から S3300-28Xを選定した。 NASとのトランキング接続運用時は、最大で10G 2ポート + 10BASE-T 1ポート + 1000BASE-T 13ポートの16ポート接続になっていたので、 あながち間違った選択では無かったと思う。

更新のメリットは、スイッチ内部のファブリック容量の増加と NBASE-T(最近の無線LAN基地局やNASが標準で2.5GBASE-Tだったりする)を 含んだ10GbEの12ポート運用及び半導体の世代更新(5~6年経過している)に 伴う発熱低減・ファンノイズ低減である。 一方、マネージドスイッチとしてはL3からL2へのダウングレードとなるが、 VLANとトランキング(NAS 10GbE化前に運用)ぐらいしか使っていないので、 問題無いはず…

10BASE-Tのみな旧式機器は、QSW-M1208-8Cと直接接続出来ない (NBASE-Tサポート世代は、互換性が100BASE-TX以上な機種しか見たことが無い)ので、旧式の小さなスイッチを挟む予定(どこかの時点で機器自体を更新したいが…)

これから、各種初期設定の確認、Tagged VLAN/Port VLANの仕込みと接続性の確認を行ってリプレース実施を予定

さすがに、28ポートスイッチからのリプレースなので、筐体の小型化でラックの棚に空きスペースが出来る予定

QSW-M1208-8C雑感

  • Webインターフェースは、今風の技術で作られていて、マウスオーバーアクションありありでぐりぐり動く感じ
    • VLAN設定は、設定可能項目が少なく簡単だが、制約あり
      • VLAN 1をTagged VLANに出来ない
      • Port PVIDの設定が無い(Untagged VLANの設定と連動している模様)
        • S3300-28Xでは、VLAN設定後に通信できなくてかなり悩んだ記憶が…
  • L2マネージドなので、基本IPパケットを理解しないのは当然なのだが、WebインターフェースがIPv4オンリーの模様
    • 少なくとも、スイッチ自体のIPv6アドレス設定の画面は無い(IPv4についてはDHCP(デフォルト)と手動設定が選べる)
    • 同じQNAPのNASは、IPv6運用が可能なことを考えると釈然としない
      • IPv6オンリーネットワークでは背面のマネージドポートから管理用のIPv4ネットワークを繋げということか?
  • SFP+側のmulti-rateは、100Mはサポートしていない?
    • 10/100/1000のmulti-rate SFPモジュールで 100M full-duplex(100BASE-TX)だと疎通しない(SFP+独立・コンボポートどちらも)
    • SFPモジュールと対向するスイッチは、100BASE-TXで物理層がリンクしていると報告してくるので、SFP+ソケットのMACレイヤー側の問題か?

SFP+回りの件(2022/05/22追記)

  • 10GBASE-T SFP+トランシーバ(10GTek ASF-10G-T)を刺したら、あっさり10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tで通信できた
  • 10/100/1000 multi-rateを謳う SFPトランシーバは、1000BASE-Tしか通信出来ない(10BASE-T/100BASE-TXな相手だと通信出来ない/対向側は物理リンク確立を報告している)
    • 当該SFPトランシーバを刺した状態で、起動するとスタックする(01~04 SFP+ポートと 05~08 SFP+/RJ45コンボポートのアクセスランプが点灯してスタック状態になる)
      • 稼働中に挿入では問題は発生しない(当該トランシーバの不良 or SFPトランシーバとの互換性の問題か?)
  • SFP+モジュールを刺した状態で、しばらく経過すると、管理画面へのログイン時の画面遷移の遅延や管理画面の「概要」右上の「システム情報」の更新で不具合発生
    • ログイン時や右上の再読み込みボタンを押した際に読み込んでいます...の状態のままになる
    • システム情報の「MACアドレス」が eeprom_read_errorになる
    • システム情報の「温度」が異常(赤表示)になる
    • システム情報のファン1/2速度の項目が消失する
    • SFP+トランシーバを引き抜いてしばらくすると解消する
      • 起動直後のファン回転数は1500回転前後に対して、SFP+トランシーバ有りだと起動2~3分後にはファン回転数が1750回転に到達、10分後には「システム情報」で不具合が発生している
      • システム情報の閲覧で不具合が生じても通信そのものは正常に見える
      • SFP+トランシーバを外側からUSB扇風機で冷却すると不具合が発生するまでの時間が伸びる?
      • SFP+トランシーバを01~04ポート(SFP+のみ)ではなく、コンボポート側(RJ45も含め未使用ポート)に挿す方が不具合発生までの時間が長い?
      • 状況的には、内部の冷却機構の能力不足による動作不良が疑わしい
        • SFP+DA接続がメインの場合、トランシーバの発熱が無いので、冷却不足には至らないと推定される
        • 用途的にストレージネットワークのコアファブリックとしてSFP+ 12ポート稼働は想定しているはずなので、MACコアファブリック側の発熱自体は設計で許容されているはず…
        • 不具合発生時にSFP+トランシーバがダウンするケースを捕捉。このままだと、実用に耐えない
          • 発生条件の調査後、いったんS3300-28Xに戻して、QSW-M1208-8Cは発熱対策と検証

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