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Orz日記 by Akio Morita

ToDo:

  • 15 SAD Fit[]回りの障害事例の解析
  • 10 smart pointer版PEGクラスの再実装(Left Recursionまわり)
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2020-11-12 [長年日記]

_ [Ryzen]Ryzen 5950X

とりあえず現物を11/06に入手、ASRock X570M Pro4との組み合わせでシステムを構築した(箱はAntec P5、クーラはnoctua NH-U12A)

SMT off状態にてFreeBSD 12.2-STABLEのmake -j16 buildworld buildkernelループによる負荷試験結果

dev.cpu.0.freqラップタイムCPU温度システム電力アイドル時
3400 857sec69.0℃242W27.6℃/82W
28001294sec41.0℃128W27.1℃/81W
22001618sec38.5℃120W27.1℃/81W

システム電力2倍でタップタイムが半分なので、CPU分を考えると高クロック動作の電力効率が如何に悪いかが分かる結果

Threadripper 2950Xとの比較だと、dev.cpu.0.freq=2800のクロック制限状態で半分のシステム電力で同等のラップタイムを刻んでいる。同等電力のフル稼働状態なら、ラップタイムで約30%減を実現している(SAD Benchmarkも同様の傾向)

12nmのZen+ vs 7nm Zen3なので当然と言えば当然の結果ではあるが、シリコンの進歩は恐ろしいものである

あと、5950XのTDPは105Wだけど、ブースト時はそこそこ超過してきますね(intelのブースト時200W級ほどでは無いが)

  • システム電力に寄与する構成部品
    • 650W級 80plus titanium電源
    • DDR4-3200 16GBx2
    • SATA SSDx2
    • 2.5inch SATA 1TB HDDx2
    • WD SN750 256GBx1
    • LSI SAS-9200-8e (負荷無し)
    • Intel X550-T2 (接続無し)
    • MSI GT1030-2G-LP-OC (DP出力)

ASRock X570M Pro4

x1スロットはエッジフリーになっているが、M2_2のネジ座が干渉するので x4以上のカードを挿す場合は、M2_2が使えない点が要注意


2020-11-20 [長年日記]

_ [Admin][Ryzen]Ryzen5950X運用投入

Core i7 6700K機に変えて、Ryzen5950Xをメイン鯖に投入

併せて、KVMをATEN CS1784AからCS1824に交換し、DVI-D dual link + USB2から HDMI 2.0 + USB 3.0環境へ更新実施

運用停止からCS1784A/DVI-Dケーブルの撤去、CS1824設営・新鯖への交換で3時間程度

ATEN CS1824レビュー

モニタ接続を4k DCI対応のHDMI 2.0にした4-port KVMで、VGA/DVI-D時代のビデオダイナシンク (技術的にはEDIDエミュレート) に対応しPC側からみて常時モニタが実在するように振る舞える。

今まで、DVI-Dで 4K 30Hz or WQHD 60Hz運用で我慢してきたのも、EDIDエミュレートできる4K 60Hz対応で手頃な DP/HDMI KVMが無かったからで…Orz (例えば、DP KVMに外付けEDIDエミュレータをPC側に挟むとかで実現するけど、Port数分のEDIDエミュレータが必要な罠)

で、使い心地ですが…

  • CS1784AではRealforce R2との組み合わせでは、マウスエミュレーションモードをonでマウスが動かない問題が解決している
  • HSM+VでAten default EDIDをon (デフォルト off) するとPort切り替えしてもきちんとした解像度で再接続出来る
    • ディスプレー側の問題のようだが、HDMIで異なるPort間で切り替える際のブラックアウト期間がDVI-D接続より長い模様
  • ケーブルが細くなってスッキリ (DVI-D比)
  • 付属するケーブル類は1本ずつバラなので、結束バンドとコイルチューブを用意しておくのがおすすめ
    • HDMIベースなので、まとめたケーブルをKVM裏側で動かすと簡単にUSB/HDMIコネクタが抜けるのに要注意 (操作出来ないとか映らないとか慌てるハメになる)
      • DPベースの機種では心配いらないけど、ATENのダイナシンク対応DP KVMは現時点ではトリプルディスプレイ仕様のCS1964しか無い罠、しかもコンソール側は HDMI 2.0という変態仕様 (しかも、高くてデカい/トリプルヘッドという意味では安いし高密度実装ですが…)
  • CS1784Aにあったアナログマイク系の切り替え機能が無くなっているが、使ってないので問題無し
  • アナログスピーカー出力を2port分混合して出力する機能があるようなので、運用環境によっては便利かも

な具合でなかなかいい感じ


2020-11-22 [長年日記]

_ [雑記]Antec P5の電源LED

P5の電源LEDは、電源ボタンを囲む丸い枠全体を白色LEDで光らせるものだが、どうやら24H稼働だと白色LEDの寿命にともなう輝度低下が見られる模様。

Ryzen 5950X機用に追加購入したP5と以前から稼働しているP5で電源LEDの明るさがまるで違うが、点灯時間の短いHDDアクセスLED (白色LEDで電源ボタン周辺の片側だけ輝く) に関してはあまり違いが見られない模様。

長期運用を考えると、常時点灯となる電源LEDに白色LEDを採用するのは寿命的にまだ厳しい模様である。

安価な白色LEDは青色LED + 蛍光材料で構成されているため、 おそらく青色LEDな電源ランプにも同様の寿命問題があると考えられる。 (当該事例では、色の偏りはないようなので蛍光材料の劣化ではなく、LED素子の輝度低下が原因と思われる)


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