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Orz日記 by Akio Morita

ToDo:

  • 15 SAD Fit[]回りの障害事例の解析
  • 10 smart pointer版PEGクラスの再実装(Left Recursionまわり)
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2008-08-10 [長年日記]

_ [SAD]SAD->MADX変換

日曜日にinjection studyの様子を見に行ったコントロールルームで Rama達とデバックした結果をまとめておく

  • QC1/2のスライスされたMULT(Thick element)をMADXのmultipole(Thin element)へ展開する時のサブスライスの枚数が不足していた[Fixed]
  • QCS(MULT in SOL)内部での central orbitが一致しない。結果として、SOL区間の出口での座標変換後の軌道に角度が付いてしまう
  • LER wiggler sectionの$\beta_y$が再現しない。ANGLE無しBENDkickerエレメントに展開する際に linear fringeが落ちてるのが原因かと思ったが、実際はMADXのkickerエレメントが thickなdipole magnetic fieldで実装されていない(エッジから来る vertical focusingが未実装)のが原因であった。[Fixed but ugly hack]

sbendのマニュアルにはk0パラメータは無視される的な記述があるので design orbitを曲げずにビームを蹴るエレメントがkickermultipoleぐらいしか無いのだが、thickな記述はkickerでしか出来な い Orz

まともに変換出来るようにするたびに、エレメントの分割と matrixエレメントの挿入が増えている...

MADX変数経由のパラメータ埋め込みにすれば、一応マッチング等は可能だと 思うが一部に超越関数が含まれているので、この部分は MADXの実行エンジン にネイティブに実装されて無いとかなり無理っぽい(指数関数とか三角関数系 なので原理的にはマクローリン展開とかで書けるけど...)

こうした変換を行った latticeにどこまで価値があるかどうかは 正直疑問である。


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