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Orz日記 by Akio Morita

ToDo:

  • 15 SAD Fit[]回りの障害事例の解析
  • 10 smart pointer版PEGクラスの再実装(Left Recursionまわり)
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2019-07-15 [長年日記]

_ [FreeBSD][Ryzen]Precision Boost Overdrive Offでのストレステスト

冷却系換装時の特性変化

Enermax LIQTECH 240 TR4(ELC-LTTR240-TBP) ラジエーターファンはNF-A12x25PWM x2に換装済み

SMT負荷Tdielap time
offidle34.6℃n/a
off-j1667.5℃19:00
off-j3267.4℃19:40
on idle31.0℃n/a
on -j3267.6℃17:20
on -j1667.6℃20:00

Noctua NH-U12S TR4-SP3 + NF-A12x25PWM x2

SMT負荷Tdielap time備考
on idle28.6℃n/a
on -j1657.6℃19:40
on -j3240.0℃21:30130W・CPUの稼働率が低い?
offidle29.0℃n/a
off-j3256.6℃18:40
off-j1655.5℃18:50

120x240x35mmラジエーターが体積の小さい空冷クーラーに明かに負けている…

条件的には、NH-U12Sの方はケースに導入された空気に触れているのにたいして、水冷ラジエーターは直接吸気された外気に触れている点で、低温熱源温度は水冷のELC-LTTR240-TBPの有利なはずなのだが…

調べた範囲では、ラジエーターの送出側は十分冷えているので、冷媒-CPU間の熱抵抗(熱交換器)性能で負けているとか論外Orz

第一世代のLIQTECH(TR4を含む)と第二世代の初期ロットの冷媒不良で冷えない/すぐ壊れる等の報告事例もあるようなので、あかん奴引いたかなぁ…

明かに、NH-U12S TR4-SP3の方が安定した性能出ているし、水漏れ等のリスクも無いので、空冷化改装決定ですw

以前のテストでも見かけたが、SMT on状態の32thread時に消費電力・温度が下がる現象は何だろう… 温度域からはサーマルスロットリングには見えないのだが…??

Enermax LIQTECH 240 TR4(ELC-LTTR240-TBP)のピークアウト温度

buildworld/buildkernelによるストレステストによるCPUへの連続負荷と対応するTdieの推移 CPU負荷Tdieの推移

ストレステスト再開後4日(7/7~7/10)でピークアウト温度が10℃上昇している。開始直後の53℃前後のTdieは、購入直後の運用データとほぼ一致する。(環境温度が24℃前後なのでほぼ整合)

この間、筐体の設定変更は無く、部屋の空調は連続稼働中なので、極端な変動は無いはずだが…

一部で報告されている冷媒劣化現象か?

ELC-LTTR240-TBPの積算稼働時間は、購入後3~4週間のはず

  • 2018年9月1日購入、9月に1週間前後稼働させるも、Hangup系の不具合が治らず一時作業中断
  • 2018年12月下旬にFirmwareをbeta版に更新、12.0-STABLEベースに更新して負荷試験1週間程度実施(Hangup系の不具合完治せず)
  • 2019年7月、Firmwareを最新releaseに更新、12.0-STABLEを更新して、10日程度の負荷試験を実施して、安定化を確認するもTdieのピークアウト温度の劣化を確認し、空冷化

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